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天体ショー再び

  先日また、金星が太陽を横切るという天体ショーがあった。グラスも持っていなかったし、大して興味もわかなかったから、今回はあまり熱心に空を見上げることはしなかった。西洋では金星は美の女神ビーナスちゃんだが、中国の占星術でいうと、金星は太白であり、錬金錬丹術や兵器の象徴である。『淮南子』には金星の動きによって兵乱が起こるというような記述がある。

  その星が、太陽を横切って行ったのである。何百年に一度というずいぶん珍しい現象らしく、そのせいでまたぞろの天体ショーブームとなったのだが、不吉な気もしないではない。太陽は、日本では天照大神である。その上を金星が通ったということは、何か事件の前触れではないか。

  そう思っていた矢先に、ひげの殿下がご薨去になった。やはり何かの兆しが表れているのだろうか。・・・まあ、半ば面白がっているのだが(殿下のことではありません。ご冥福をお祈りいたします)、ひと波乱を望む気持ちというのはどこかにある。

  あのノストラダムスがブームになったのも、何かそういう大事件が起こって、リセットしてほしいという心情の表れだろう。終末論というのは、そういう心性に根差したものでもあると思う。本当に大災害があると困るが、何か起こってリセットされたらいいのに、と思うことで鬱憤を晴らしているのである。まあ、それだけ平和だということか。

  風海

 

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