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ある講座

 先日、大阪市内某所にて行われた市民講座に行ってきた。聞く側ではなく、話をする側としてである。ぼくなんかを講師に呼ぶなんて、主催者はよほどどうかしているが、集まった人たちはみんなあちこちの講座を渡り歩いている、いわば講座グルメともいうべき人々であった。初めにあいさつしたとき、その視線は厳しかった。

 タイトルは、「歴史講座」で、ぼくは陰陽道とか道教のことなどをお話した。大体、ぼくは現在ボディーワークを専門にしていて、歴史についてお話しするような用意は全くなかったので、準備は非常に大変だった。

 そういうやっつけ的な拙い話でも、まあ真面目にしゃべっているとみなさん静かに聞いてくださり、そういう意味では学生相手に講義をするよりもやりやすかったと思う。
 五行に基づく時間空間モデルについて説明して、東が青で春、南が朱で夏、西が白で秋、と言ってから、この「白秋」というのが、詩人の北原白秋の名前の由来なんですよ、と言うと、「おおっ」と声が上がったが、こういうことは大学ではまず起こらない。

  ついでにいろいろな話をして、最後に肩こりの人は申し出てください、整体をしますから、というと一人申し込みがあり、十五分くらい施術した。その方は、「こんな講座は初めてだ」と言っていたけれど、そりゃそうだろう。講師が最後に参加者の肩をほぐしている図なんて、普通はない。

  しかしぼくとしては、最後に「専門」領域を見せることができたので、その点では満足であったのだ。

      風海

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