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アヴァン・ゲール

 第二次世界大戦後の代表的な風俗に、アプレ・ゲールというのがある。文字通り戦後という意味で、戦後世代の開放感に満ちた、やや放埓な風俗を評してこう言われた。この言葉を初めて使ったのは、第一次戦後派である中村真一郎たちであった。加藤周一、福永武彦たちとともに、「アプレ・ゲール叢書」というのを創刊し、毎月意欲的な評論や前衛小説を発表していった。

 そこから、アプレ・ゲールという言葉だけが独り歩きしはじめ、ついには「アプレ」とつづまって放恣な性生活を送る男女の意味にもなり、あまり芳しい言葉ではなくなってしまった。しかし、今回はそういう話ではない。

 その第二次大戦が終結して、今年で76年である。もしかしたら、そろそろ次の戦争があるかもしれない。現に、アメリカは中越戦争をにらんで、沖縄から基地を南下させ始めた。一緒に仕事をしているYUED先生(仮名)は、中越戦争は近々絶対に起こると予言している。

 だから、現在は「もはや戦後ではな」く、「今や戦前」なのかもしれない。いわば、アヴァン・ゲールである。YUED先生は、菅直人に限らず、そういうリベラルな政治家が首相になると、必ず大災害か戦争が起こっていると言われる。関東大震災→第一次世界大戦など、伊勢湾台風→朝鮮戦争、湾岸戦争→阪神淡路大震災、などである。

 これから日本がどこへ向かうのかは分からない。しかし、枝野氏の家族が、シンガポールへ引き移ったことなど、既にネズミが逃げ出し始めた沈没船の様相を呈している。
 もし「アヴァン・ゲール叢書」を創刊するなら、いったいどのような作品を載せたらいいのであろうか。

     風海

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