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フィールドワークとその結果

 昨日、シマノフ夫妻と雑貨屋研究のため、中崎町でフィールドワークをした。化粧用の「熊野筆」を中心に、キティちゃんのポーチなどを置いている筆屋さんや、「にじゆら」というブランドの注染の手ぬぐいを売っている店や、背後のレバーを操作するとパンチを繰り出す動物の形のボールペンやカエルの形のレーザーポインターなどを売っているエスニックの服飾店や、日用品を中心にガーデニング用品までそろえたマルチな雑貨屋など、数軒を見て回り、三人の意見が一致したのは、

 客商売は、接客が好きでなくては務まらない。

 という点であった。動物ボクサーのボールペンを売っていた店のおっちゃんは、仕入れに行った話など、とにかくよくしゃべった。客と話をするのがよほど好きなのだろう。「にじゆら」の店長は、活舌が悪いですから、といいながら、きめ細やかにいろいろ解説をしてくれた。こういう形で、人と接するのが好きな人が、お店をやるんだな、と今更ながら深く納得したものだった。

 で、自分はそれができるだろうか。

 と自問してみると、どうも怪しいという感じがしてきて、雑貨屋主人計画、早くも頓挫の兆しが見えたが、ものは考えようである。雑貨屋のプロデュースをすればいいのだ。毎日自分で店に立たなくても、アイディアを出せばいい。繁盛すれば、バイトの方に店番を代わってもらえるし、等と都合のよい勝手読みをしているが、大切なのはヴィジョンであり、ヴィジョンとは念の力であり、一念巌をも通すのである。

 というわけで、すべての事象を宇宙の文化と捉え、総合的に研究するという名目の「宇宙文化研究所」にならって、構想中の雑貨屋は、

「悠楽之舎」(=ゆうらしや)

と名付けてみた。意味は字面の印象に「ユーラシア」がかけてある。ユーラシアまで広げれば、相当な範囲が網羅できるだろう。少なくとも、日本からヨーロッパまでの範囲は確保できる。また、この名は「萩の舎」(はぎのや)とか「曾我廼屋」といった塾とか何かの屋号にも通じるので、他のことをするのにも好都合である。

 某友人からは、各国の酒器を並べてはどうか、とご提案いただいた。おそらくそれにかこつけて利き酒大会をしよう、という謎かけだろう。酒を出す雑貨屋というのは前代未聞だが、カフェ併設を討論したとき、シマノフが奥方に、「しんどいのはぼくなんだから、カフェはダメ」と言っていたので、酒などはもってのほかと言われるかも知れない。ただし、資金が沢山あって、ロマネ・コンティやムートン・ロトシルトやシャトー・ドワジデーヌやをそろえることができれば、彼も翻意するかもしれない。

       風海

PS:仮名子さん、カンガルーのボクシングボールペンありがとうございました。

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