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ざ・しょっく(座・食)

 うすうす分かっていたけれど、正面きって改めて言われるとこたえることがある。

 最近、食べ物に関してそういう話を聞いたり読んだりすることが多くて、正直凹み氣味である。一番面白かった(ショックだった)のは、牛乳のこと。

 ぼくは牛乳自体はそれほど好きではないけれど、ミルクティー(カフェ・オ・レ)は飲むほうだし、何よりクリームが大好きだ。ケーキを選ぶときも、クリームの分量で選択することがあるくらいである。

 しかるに。

 牛乳とは、本当は何か、という話にここからなる。
 お母さんの母乳は、栄養を含んだ血液が乳腺で乳に変換されたものである。赤ちゃんは、お母さんの乳(ち)つまり血(ち)を飲んで育つのだ。乳という形に変換されているから、血液型などは関係なくなるし、血液それ自体にはない成分もが溶け込んでいて、赤ん坊の成育には欠かせないものである。

 哺乳類であるからには、人間も牛も同じ乳の生成過程を通る。ということはつまり、牛乳は牛の血液である。牛乳を滅菌して成分を取り出したものを薄めて、牛の赤ちゃんに静脈注射しても、子牛は死なないが、同じ事を人間の子どもにすると死んでしまう。その逆もまた然り。種が違うから、血液を同化できないのである。

 さて、食べ物をとった後に始まる消化も、同化の作業である。とすれば、牛の血を牛乳という形でとることは、牛の肉を食べることか、それ以上によろしくないことなのではないか。牛乳は、成人病の発生にかなりの確度でつながっているのだという。

 こういう話を話半分に聞いておくだけの度量は、ぼくにはない。そのうちショックが薄れたら忘れると思うけれど、今はクリームたっぷりのケーキを見ると、牛の血を固めて作ったという伝説のお菓子「血汚冷吐(ちょこれいと)」を思い出し(見たことはないけれど)、ちょっと胸が悪くなる。

 そのほかにも、まだ色々聞いたけれど、これを読んでしまった人の食生活をかき乱すのは本意でないからやめておく(次回以降に書くかもしれない)。

           風海

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宇則齋志林」カテゴリの記事

コメント

お乳がお血々だとは知りませんでした。血汚冷吐なるものは想像するだけで胸が気持ち悪くなりますが、フランスではBoudinなる豚の血と脂で作るソーセージがあります。実はこれ、ぼくの好物。でも、これも体にはよくないのでしょうかねぇ・・・幸か不幸か、日本ではほとんどお目にかかれませんが。

投稿: AS | 2010年11月27日 (土) 22時47分

豚の血と言えば、雲南かどこかの少数民族に調査に行った人類学者が、何かの儀式に参加して、豚の生き血を飲まされ、肝炎になって帰ってきた、という話がありました。ソーセージにすれば、そういう危険は全くないと思います。しかし、乳の場合、すでに変換が行われた後であり、「クリーム」という形であれ、日本人の体質には合いづらいとのことなので、まだ血そのものが入ったソーセージの方が悪くなさそうです。しかし、肉食民族は、なぜあんなにも血=乳が好きなのでしょうか。そういえば、カモの血のソースが名物、という料理屋もありましたが。

投稿: 風海 | 2010年12月 1日 (水) 16時51分

そういう与太話を信じてブログに書いて公表すること自体、あなたは他人の食生活をかき乱してますよ。どうもおかしな宗教に洗脳されてしまったようですね。この記事は削除された方があなたの人格も疑われずにすむと思いますがね。

投稿: *^ー゚)ノ | 2012年7月 5日 (木) 21時52分

*^ー゚)ノさま
コメントをありがとうございました。
あなたの食生活をかき乱してしまったことを深くお詫びいたします。
ただし、記事の削除は致しませんので、あしからず。

投稿: 風海 | 2012年7月 7日 (土) 19時07分

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