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呼吸法

 最近、呼吸法の有効性に氣付き始めている。氣の呼吸法を確立した藤平光一先生は、車の中であれどこであれ、暇さえあれば呼吸法をされていたという。それは、単に暇だからという理由ではなく、呼吸法がいいものだから、続けておられたのであろう。

 では、具体的にどういう効果があるのだろうか。呼吸法を十五分以上すると、血中の酸素濃度が何百倍になったとか、吸酸除炭作用がるとか、免疫力が上がるとかといった医学的データがあるそうだ。道場では、呼吸法をした時の「落ち着いたリラックスの心境」を潜在意識に入れるのだ、といった説明がなされることもある。あるいは、横隔膜を上下させる深部筋を鍛えるという意味合いもあるだろう。

 要は、それらすべての総合であり、氣分よく座る(瞑想する)ことに意義があるのだと思う。藤平先生は、呼吸法によって至る境地を「我が天地か、天地が我か」という「至妙境」であると表現される。これは、禅定であるといっても過言ではなかろうと思う。実際興に乗って呼吸法をしていると、いつの間にか呼吸を忘れるという事態が起こる。そのとき、脳波を測ると、おそらくアルファ波かシータ波になっているのだろう。

 そういった、リラックスしているときが、一番いいことを思いつきやすい。また、心身も休まっているときである。そうやって、心と体を作っていくことは、「浩然の氣」を養うことに通じるだろう。それが何の役に立つのか、と近頃の人は尋ねがちだが、一問一答式に何の役に立つ、というものは実はあまり何の役にも立たない。これが何の役に立つのかは分からないが、何かがありそうだ、というものが本当に汎用性の高いツールなのだと思う。

 ともあれ、何かになりたいと思ったら、迷わず呼吸法をしてみるといいのではないか、と考えて、今実行しようとしているところである。

       風海

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