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風邪のなかの大会

 五月以来、よく風邪をひくようになった。
KクリニックのK先生という、神さまのお友達(?)のような先生にみてもらうと、イネ科の花粉症も併発しているということだった。K先生は、普通では見えないものが見える先生で、ぼくの背中の左半分に、「風邪のモト」が居る、といわれた。そこをトントンしてもらいなさい、と。指や手で直接触ると「うつる」からだそうである。

 かぜはほぼ十日くらいかかってよくなりつつあるが、周りを見るとなぜか流行っている。道場のYS先生、YT先生、SKさん、そして空味さんもA・シマノフ氏も風邪をひいていた。

 夏風邪をひくのはバカである、と聞いたことがあるが、これだけ揃うと「バカ」の一言では済まない気がする。ぼくの風邪は喉から気管支に来て、鼻水が出続けるというものだった。そして熱が出た。熱が出るなんて久しぶりの経験だから、何もなければゴロゴロしてその状態を楽しむところだが、あいにく一番しんどい時に合氣道の体技審査会があった。

 関西大会で、出場者がいないからぜひ出てくれと言われ、三週間前にパートナーを探し始めた。しかし、そんな間近になって、誰も承知してくれるひとはいない。何人かに掛け合って、ようやく囲碁プロ棋士のTMさん(三段)に承諾していただいた。

 そんな経緯があるから、熱があります、と言って大会を棄権するわけにはいかなかった。朝から始まり、昼過ぎまで子供たちおよび学生が演武し、一般の部は三時ごろから始まった。選手は全員朝九時半に集まっていたから、五時間近く体育館にいたわけだが、ぼくは気分が悪くて廊下で寝ており、昼ごはんも食べられなかった。

 あまり寝てばかりいるものだから、周りの人が「棄権しなさい」と言いに来られた。しかし、五時間悪条件の中で耐えたのだから、せっかくだしでますと言って出場だけはした。ぼくは第八体技、TMさんは第一体技である。結果、ぼくは退場の時にバランスを崩してふらついたせいもあり、かすりもしなかったが、TMさんは金賞だった。

 野口整体では、風の効用ということを言う。もしあったとすれば、ぼくの場合だるくて力が抜けていた、ということだろうか。

        風海

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