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大・阪・人

大阪人とは何か。
山本七平にならってそういう本を書こう、というつもりはないが、これからちょっと考えてみよう。

大阪人とは何か。
大阪府内に住んでいるひとをさすのか、大阪弁をしゃべるひとが大阪人なのか。
あるいは、大阪を愛していれば「私は大阪人である」と公言しても《大阪人》なら許してくれそうだ。
という文脈中の《大阪人》の心意気が大阪人を表しているのか……。

関西出身とはいえ、大阪のまちに慣れるには少し時間がかかった。イナカ育ちの身にはナンバ・ウメダの人の多さは、特に圧倒される。

私は大阪の住民ではないが、これで「大阪人」の仲間入りをしたと実感できたことがある。

梅田の巨大地下街。
特に複数の地下街が交差するポイントでは人の流れが凄まじい。
阪神・阪急百貨店の地下入り口、地下鉄梅田駅南改札、ホワイティの交わる広場が特にそうである。

この広場は
東方に泉の広場まで続くホワイティの通路―
南方に大阪駅前ビル、ディアモール方面へ向かう通路―
西方に西梅田駅、ドーチカ、ハービス方面へ続く通路―
北方にJR大阪駅に向かう出口と阪急梅田駅・阪急三番街までつながる通路(現在は工事中)が重なっており、デパ地下への入口等含めると八差路もしくは九差路にもなる。

ここでは自分の行きたい方向がきっちり頭のなかに入っていないとその入口にたどり着けないばかりか、人波のうねりを読み、
且つ、しっかりした足取りで歩まないと漂流する恐れがある。

ちなみに、パリの凱旋門のロータリーには信号がなくても、車が反時計回りに進んで行きたい道路に抜けていくそうだが、ここはそうではない。四方八方から各々の行きたい方向目指してただ突っ切ってゆくのみである。

この広場を
一人のひとにもぶつからず、タンゴを踊るようなステップでスムーズに通り抜け阪神のイカ焼き売り場までたどり着いたとき。
私は「これで大阪人になった」と感じた。もし「大阪人」の認定試験があるならこれを一項目にしてもいいと思う。

明日も
「大阪人」の顔をして、地下街をゆこう。

  空味之助

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